投資にあてるお金の考え方

目次

はじめに

みなさんこんにちは。「はじめてとうし」運営者の「じろう」です。「投資を始める前に読む」シリーズの第5弾です。まだ読んでいない方は、STEP1から順に、読み進めてみてください!

今回紹介させていただくのは、「投資にあてるお金」についてです。実際に始めようと思っても、どのくらいの割合でお金を準備したらいいのだろう…、今の家計で投資なんてできるのかな…?と迷ってしまうかもしれません。残念ながらこの問題は、一人ひとりのライフスタイルによって変わるため、全員に共通する正解は存在しません。家族の人数・マイホームや車のローンがあるか・年齢・年収など、さまざまな要素を踏まえて考えていく必要があります。この記事では、その検討のヒントとなる情報をお伝えできればと思います。

貯蓄の目安

収入から生活費を引いた額が、いくらかあると思います。近年は物価高や税・保険料の負担の影響もあり、限られた分しか捻出できない…という人もいるかもしれませんが、この部分を貯蓄や投資に回していきます。

1人暮らしの生活費目安

生活費は家族構成によって様々ですが、今回は1人暮らしで手取り30万円のパターンで説明したいと思います。生活費は政府が算出している平均的な数字を参考にして「14万円」。家賃は手取りの1/3程度が目安といわれるので、その基準に沿って「8万円」と仮定します。もしもの事故や病気、まとまったお金が必要な趣味(旅行や車・時計)のために、「2万円」の予備費を設定しておきました。

結果として、残ったお金が「6万円」となります。この分が、貯金・投資に回せるお金ということになります。ちなみに、理想の貯金額は手取りの20~30%程度と言われますので、もし余った6万円を全て貯蓄に回せれば、20%の額を貯金できる理想が叶った形になります。

投資にあてるお金を考える際には、収入を3つに分類することが大切です。➀生活に必要なお金②近いうちに必要なお金➂しばらく使わないお金の3点です。今回の例に当てはめれば、➀は生活費+家賃、②は予備費+α、③が最終的に残ったお金という感じです。結果的に2万円というお金が③に該当し、ここの部分は投資に回すことができるということになります。

投資に充てる資金の考え方

今後家族が増えるのか、家を建てるのか、車を買い替えるのかなどの状況により、②の額は変わってきますので、ぜひ見通しを立ててみてください。

貯めるお金・増やすお金の分類

②③の分類が難しいという人は、以下の図を参考にしてみてください。1年~数年以内に出費が必要になりそうなもの、出費が確実なものに関しては、「貯める」お金として安全な運用を行います。この部分のお金をリスクのある投資につぎ込んでしまうと、価格が下落して必要分を支払いできない可能性もあるからです。

貯めるお金・増やすお金の分類

確実にとっておくべきものをリストアップして、その分は「貯める」。例えば、「1年後に車検があって12万円が必要」であれば、「月1万は車検用に貯めておこう」という考え方です。必要最低限分を計算していき、最終的に余った部分を「増やすお金」に分類します。まずは1年後まででも構いません。計算してみてください。

今後の人生設計が大きく関わってくるので、結婚や出産・マイホーム購入などの大きな変化があった場合には、その都度再計算することをおすすめします。

投資にあてるお金

このように、人によって投資に充てられるお金は変わってきます。計算して無理のない範囲で始めることができれば、心に余裕をもって投資に挑戦できるはずです。ある程度損失が出ても、精神的なゆとりをもつことができます。これがわからないまま始めてしまうと、「損失=今後の生活への不安」となってしまい、結果として投資に対し恐怖感をもつことに繋がります。

じろう

おれは月5万円くらいなら大丈夫そうだ。半分くらいはリターンが大きい商品も狙ってみようかな!

とうちゃん

私はまだ余分なお金が準備できるか微妙なんだけど、どうしたらいい?

師匠

とうちゃんのように資金の捻出が微妙という人は、先に投資分を確保しておくという手もあるよ。

じろうのように、資金の確保ができる人は、その分で投資に挑戦すればよいです。一方、とうちゃんのように確保が不確実な人も多いでしょう。そんな人には、「投資に使う資金を先に確保する」という手段もあります。あらかじめ「月1万」を自動的に振込み、投資に充てます。そして、残ったお金で生活費をやりくりするという考え方です。

この方法は、「手元にお金があると使ってしまう」という人に効果的です。月1万円なら、外食を減らしたり、保険や通信料のサービスを見直したり、日々の工夫次第で捻出できるかもしれません。無理のない範囲でやってみてください。

私も投資デビューした時は、月に2万円を投資信託に積み立てる方法を実践していました。次第に自分でも好きな会社の株を買ってみたいと思い、しばらく使う予定のない貯金から10万円以内の株を購入したことを覚えています。少しずつでも大丈夫ですし、焦る必要もありません。無理のない資金から少しずつ挑戦していきましょう!

投資に充てるお金の準備

1. 自分の家計を見直す

生活費・近い将来必要なお金をリストアップし、いくらくらい余分が生まれるかを計算します。

2. 余分な資金を「貯める」と「増やす」に分類する

算出した「余り分」を、「貯める」のか「増やす」のかに分類する。これは今後の人生設計が関わってくるので、結婚や出産・マイホーム購入などの大きな変化があるときに再計算してください。

3.「増やすお金」に分類した分で、投資商品を探す

多様な商品・買い方が選べるようになっているので、少額の資金であっても大体の投資商品を買うことができます。どんな商品が自分に合っているかを考え、探していきましょう。

まとめ

今回は「投資にあてるお金」について、紹介させていただきました。自分に合った商品の探し方については、今後発信していきます。ぜひ投資を始める前に、自分の経済状況を振り返り、投資に充てられるお金について考えてみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次