とうちゃん前回教えてもらった投資枠のところがわかりにくかったな。



ここは確かに複雑な部分だね。あらためて解説しよう!
前回の授業では、新NISAが「利益に税金がかからない特別な箱」であることを学びました。(まだ読んでいない方は、まずはこちらからチェックしてみてくださいね!)」


仕組みがわかると、次に気になるのが「箱の中身はどうしたら増えていくの?」「もし途中で売っちゃったらどうなるの?」という疑問です。今回は、新NISAを賢く使いこなすための「2つの部屋(投資枠)」と、最大の目玉である「枠が復活するルール」を深掘りしていきます。
1時間目:箱の中にある「2つの部屋」の正体
新NISAという大きな箱は、2つの部屋に分かれていましたね。購入できる商品・金額の上限額が違いました。改めて説明しておきましょう。もう大丈夫!という方はとばしてくださいね。
① つみたて投資枠(コツコツ専用の部屋)
- 年間上限: 120万円
- 中身: 金融庁が認めた「低コストで長期向き」の投資信託のみ。
- 特徴: 厳しい基準をクリアした商品しかないので、変な商品をつかまされる心配がありません。
② 成長投資枠(自由な部屋)
- 年間上限: 240万円(生涯合計では1,200万円まで)
- 中身: 好きな会社の株、投資信託、ETFなど幅広く選べます。
- 特徴: つみたて枠より自由度が高いですが、その分「自分で選ぶ力」が少し必要になります。
毎日忙しく、値動きなんて見ていられない!そんな人は、まずは「つみたて投資枠」だけで十分です!設定だけ済ませて、あとは放置。毎月決まった給料が入ってくる職業なので、設定もしやすいですよね。成長投資枠は「ボーナスで少し株を買ってみたい」と思った時に使う、おまけの部屋と考えてみるといいかもしれません!
2時間目:新NISAの目玉「枠の復活」を徹底解説
上限があるとは言いましたが、「一度使った枠は、それでおしまい」という訳ではありません。「売れば、その分の枠が翌年に空く(復活する)」のです。
スーパーで買い物カゴをもっているとイメージしてみてください。商品を購入していく(=投資をする)と、カゴがどんどん埋まっていきます。仮にいっぱいになったとしても、何かを棚に戻せば(=売却する)またカゴに入れることができますね。
このように、限られた箱ではありますが、商品を出し入れすれば何度も繰り返し使えるということです。ただし、枠がリセットされるのは年が変わる1月1日です。2025年のうちに売却してスペースが空いたとしても、そこにまた新しい商品を入れることができるのは2026年になってからです。枠をフルで活用したい人は、売買のタイミングを計画的に考えるとよいでしょう。
3時間目:【最重要】枠の計算は「買った時の値段」
ここが一番間違いやすいポイントです。復活する枠の金額は、売った時の値段ではなく「買った時の値段(簿価:ぼか)」で計算されます。
・値上がりした場合:100万円で買った株が200万円になった時に売却!手元には200万円入りますが、復活する枠は「100万円分」だけ。
・値下がりした場合:100万円で買った株が50万円の時に泣く泣く売却……。この場合、復活する枠は「100万円分」。
つまり、「いくらで買ったか(元本)」が管理の基準になります。極端な例ですが、仮に100万円で購入した株が急上昇して1億円になったとしても、使っているNISAの枠は100万円分だけです。値上がりして得をした時ほど、枠が効率的に復活しますし、その資金で新たな投資にチャレンジしやすくなります。
4時間目:なぜ「枠の復活」が私たちの人生を救うのか?
もしかしたら、「一度買ったら一生持っておくから、復活なんて関係ないよ」と思う人もいるかもしれません。しかし、人生には「予定外の出費」がつきものです。
- ライフイベント: 結婚、出産、住宅購入、子供の進学。
- もしもの時: 病気や怪我、急な介護。
もし枠が復活しなければ、「NISAの枠がもったいないから、売るのを我慢しよう…」と、お金を増やすことが目的になりすぎて、生活が苦しくなる本末転倒なことが起きたかもしれません。
でも新NISA制度なら枠が復活するので、「今は必要だから一旦売って、余裕ができたらまた買い直そう」という柔軟な選択ができます。人生のイベントが多い年齢層にとって、この「やり直しができる安心感」は最大のメリットと言えるでしょう。
5時間目:【落とし穴】注意すべき「2つのルール」
最後によくある間違いを確認しておきましょう。繰り返しになりますが改めて。
- 復活するのは「翌年」から!今日売って、枠が空いたとしても、またすぐに買うことはできません。売った枠が復活して使えるようになるのは「翌年の1月1日」です。
- 年間上限(360万円)は変わらない!枠が1,000万円分復活したとしても、1年間に投資できるのは「つみたて120万+成長240万=360万」という上限のままです。一気に枠を埋め直すことはできません。
まとめ:枠の仕組みを味方につけて、心に余裕を
新NISAの2つの部屋と、枠の復活。この仕組みを理解すると、投資がもっと「自由で使いやすい道具」に感じられませんか?
- まずは「つみたて投資枠」で土台を作る。
- 枠の復活があるから、いざという時の売却も怖くない。
正しく知ることは、不安を減らす第一歩です。未来の自分に仕送りをする気持ちで、ゆっくりとこの「NISAの箱」を育てていきましょう!











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