証券口座を開設しよう

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はじめに

みなさんこんにちは。「はじめてとうし」運営者の「じろう」です。「投資を始める前に読む」シリーズの最終回です。まだ読んでいない方は、STEP1から順に、読み進めてみてください!

ここまで、投資の基本中の基本を記事にしてきましたが、そろそろ実際に始めてみたいと思う頃ではないでしょうか。今回は、投資家になるために必須となる、証券口座の開設について解説していきます。

証券口座とは

証券口座とは、株式や投資信託などの金融商品を売買するための専用の口座です。私たちは会社から直接株を購入したり、個人的に他者と売買したりすることはできません。「投資をするための窓口」となってくれるのが証券口座で、この口座を通して投資商品を買うことができます。まずは自分の証券口座を持つことが投資家の第一歩となります!

証券会社のしくみ

いざ作ろうとした場合、方法として2つのパターンから選択することになります。

1つ目は「実際の店舗がある証券会社」で開設するパターンです。野村證券・SMBC日興証券・みずほ証券・大和証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券などが、国内の大手証券会社ですが、これらは店舗型の対応ができる会社です。その名のとおり、店舗にて取引が可能で担当者もつくため、専門家のアドバイスを聞きながら取引ができます。また、直接やりとりができるため、スマホやパソコンが苦手な人にも向いているでしょう。デメリットとしては、手厚いサポートの分、取引手数料がかなり高くなる点です。後に紹介するネット証券会社と比べると、取引手数料が10倍以上の差となる事もあります。

2つ目が今話題に出た「ネット証券会社」で開設するパターンです。申し込みから審査完了までが全てネットで完結し、その後の取引もネット上や専用のアプリにて実施可能となります。手軽さと取引手数料の安さが魅力で、近年主流となっているのはこちらのパターンです。2024年集計の口座開設数順にすると、SBI証券・楽天証券・SMBC日興証券・マネックス証券と並びます。SMBC日興証券は店舗型とオンライン型の両コースから選択できますが、他の3社は全てオンラインのみの証券会社です。

証券会社の選び方

証券会社を選ぶ基準は、注文で使える機能・手数料の安さ・取り扱っている商品の多さなど、さまざまな点で考えられますが、人気の証券会社は基本的に充実した内容となっています。特にSBI証券と楽天証券がとび抜けて多いので、こちらの特徴をまとめた記事も今後更新します。証券会社はたくさんありますが、以下のポイントをチェックしましょう。

選び方のポイント理由
手数料が安いか売買ごとにかかる手数料はなるべく低い方が有利。
NISA対応か税金が優遇されるNISA口座を利用できるか確認。
注文方法の多様性指値・逆指値注文などが対応しているか。
使いやすさスマホアプリ対応、操作が簡単かどうか。
サポート体制初心者向けのサポートや相談窓口が充実しているか。

指値注文とは、有利な価格での注文のことで、例えば1,000円で購入した株を、「1,500円に到達したら売却する」というような注文方法です。逆指値注文とは、不利な価格での注文のことで、同様の株を「800円まで下がってしまったら売却する」という注文方法です。大幅な損になる前にあきらめて売るための注文で、「損切り」とも呼びます。これらの注文ができる会社とできない会社があります。

証券口座の種類

証券会社を決めたら、次に当たる壁が「証券口座の種類」についてです。細かく分けると4つに分けられるので、注意が必要です。➀NISA専用口座・➁特定口座(源泉徴収あり)・③特定口座(源泉徴収なし)・④一般口座の4種類がありますが、初心者は➀➁を選ぶのが一般的です。

証券口座の種類

NISA口座については別の記事で詳しく解説しますが、簡単に言うと、定められた金額の取引であれば、利益に課せられる税金が生涯かからないという制度です。NISA制度を使わない場合、株で得た売却利益や、配当金などに約20%の税金がかかります。これが全くかからないということなので、節税面で非常に大きなメリットとなります。

初心者は初めから大金を動かすわけではないので、NISAの枠の中でも十分やりくりができるはずです。基本はNISA口座を活用し、余裕が出てきて取引が多くなるようだったら、特定口座を作成するという流れが自然ではないでしょうか。

証券口座は銀行口座と同じで、1人で複数持つことも可能です。ネット証券の場合、システムエラー等が起こる可能性もあるため、複数の口座を使いまわす人もいるようです。ただし、NISA口座は1人1つしか作ることができません。別の会社に変えたい場合、年が切り替わるタイミングでしか変えられないので、最初に作る際は慎重に決めましょう。初心者には、手数料が安くて使いやすいネット証券が人気です。

まとめ

証券口座は、株式や投資信託などの投資を始めるために必要な口座です。銀行口座と違って、資産を増やすチャンスがあるのが大きな魅力です。初心者でも手軽に開設できるので、将来の資産形成を始める第一歩として、ぜひ証券口座を作ってみましょう!

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